2024年9月にモナコ郵政から『アイリッシュライブラリー40年』の記念切手が発行されました。
私は過去に映画でグレース・ケリーを見た時から魅せられた1人で、グレース・ケリー、グレース公妃の切手は収集テーマになっています。
これまでにモナコ公国から発行されたグレース・ケリー、グレース公妃をモチーフにした切手をご紹介します!
グレース・パトリシア・ケリー(Grace Patricia Kelly、1929年11月12日 – 1982年9月14日)は、1929年にペンシルベニア州フィラデルフィアのアイルランド系カトリックの家庭に生まれました。
1949年にブロードウェイで舞台デビュー、1956年にモナコ大公・レーニエ3世と結婚するまで、アメリカ合衆国で女優として活躍しました。
1982年に52歳で逝去するまでモナコ公妃として慈善事業や文化事業を中心に活動しました。
グレース・ケリーを象徴するモナコ公国の切手
2009年・グレース・ケリー・オスカー受賞
グレース・ケリーの切手とし最初に思い浮かぶのはこちらです。
1954年の映画『喝采』で1955年にアカデミー賞主演女優賞を受賞した時のグレース・ケリーがモチーフになっています。
グレース・ケリーとポスティオ・マルシェの出会い
2004年・アイリッシュ・ライブラリー20年
外国切手のウェブショップ「ポスティオ・マルシェ」のオープンは2005年です。
当時「これはすてき!」と思い、開店当初から販売している切手です。
クローバーとグレース公妃の横顔が格調高く、ひとめぼれしました。
アイリッシュ・ライブラリーとは
アイリッシュ・ライブラリー(アイリッシュ図書館)は、アイルランドと深いつながりのあるグレース公妃が生前集めた書籍が収蔵された図書館です。文学、芸術、音楽の宝庫として親しまれています。
アイリッシュ・ライブラリーの切手、20年の時を経て
2024年に発行されたアイリッシュライブラリー40周年記念切手です。
グレース公妃の気さくな雰囲気が感じられます。
プリンセスグレース 切手ギャラリー
ここからは、グレース・ケリーが公妃になった1956年以降にモナコ公国で発行された切手をご紹介します。
1956年・レーニエ3世成婚記念
1956年1月5日に婚約発表、4月18日にモナコ大公宮殿にて法的な結婚式が行われました。
記念切手は気品あふれるデザインです。
1957年・プリンセス・グレース
横顔の肖像切手も素敵です。
1958年・アルベール2世誕生記念
アルベール2世(Albert II de Monaco 1958年3月14日 – )の記念切手は、やさしくて幸せな雰囲気が伝わってきます。
1960年・レーニエ3世とプリンセス・グレース
1966年・ステファニー公女誕生記念
1965年に誕生したステファニー公女誕生を記念する切手です。
兄のアルベール2世、姉のカロリーヌ公女と一緒に描かれています。
1983年・プリンセスグレース・敬意を表して
1982年に逝去された翌年に発行された切手は、尊敬と悲しみが伝わってくる切手です。
1989年・プリンセスグレース財団25年
プリンセスグレース財団でグレース公妃の後継として代表になったカロリーヌ公女が右側に描かれています。
プリンセスグレース財団は「LA FONDATION PRINSCESS GRACE」は1964 年に設立されました。
子どもたちに利益をもたらす人道的プロジェクトと、文化プロジェクトを通じて学生を支援する財団です。
1991年・プリンセスグレース劇場10年
プリンセスグレース劇場(The Théâtre Princesse Grace)は1981年12月17日にグレース公妃によって開館され、グレース公妃が内装をデザインしました。現在の総裁はグレース公妃の娘、ステファニー公女です。創設者のビジョンを反映し、質の高いパフォーマンスを披露する芸術プログラムを開催しています。
グレース公妃はプリンセスグレース劇場が開館した翌年の1982年に事故により逝去しています。
1993年・プリンセスグレース / グレース・ケリー
あまりに美しい切手として私の中で殿堂入りしています。
彫刻師スラニアの作品で、USA(アメリカ合衆国)からも同じデザインで発行されました。
モナコはプリンセス・グレース(PRINCESS GRACE )の文字に対して、USAはグレース・ケリー(GRACE KELLY)です。
スラニアはそれぞれ別に版を作成したので、仕上がりは微妙に異なっています。
1953年に撮影されたこちらの写真がモチーフになったと思っています。
切手も写真も凛とした雰囲気が出ていて素敵です。
↓↓ 彫刻師スラニアの切手についてはこちらもご覧ください。
1996年・ヨーロッパ切手・著名な女性
1996年のヨーロッパ切手のテーマは『著名な女性』
グレース公妃が逝去されてから14年経過した時期ですが、モナコを代表するモチーフに選ばれています。
2002年・モナコの歴史・グレース公妃
2014年・プリンセス・グレース財団50年
プリンセス・グレース財団50年の切手は財団のHPに今も掲載されている写真が使用されています。
2019年・プリンセスグレース・生誕90年
1929年に誕生したグレース公妃、生誕90年の切手シートです。
今もグレース公妃が存在するように錯覚してしまいます。
5年後の2029年は生誕100年なので、すてきな切手を期待しています。
2021年・モンテカルロ・テレビ・フェスティバル60年
文化事業に積極的に関わってきた大公ご夫妻の楽しそうな様子がうかがえる切手です。
モナコ・切手とコインの博物館 Musée des Timbres et des Monnaies
レーニエ3世が1996年に開設した「切手とコインの博物館」
グレース公妃の夫、レーニエ3世(Rainier III de Monaco, 1923年5月31日 – 2005年4月6日)が1995年12月に開設、1996年に一般公開されました。
有名なフォンヴィエイユの文化施設エスパス・レオ・フェレ(L’espace Léo Ferré)の隣にあります。
1885年に大公シャルル3世によって製造されたモナコ最初の切手から現在に至るまでの切手や印刷に関する資料が展示されています。
切手とコインの博物館では、世界中の切手収集家が集う国際イベント「モナコフィル」を2年ごとに開催しています。
モナコフィル開催の際は記念切手が発行されます。
2017年・モナコフィル・南北アメリカの切手収集家
モナコフィルの際に切手が発行されますが、2017年は小型シートでした。
左上にグレース公妃、右側はエルキュール・・フローレンスです。
アントワーヌ・エルキュール・ロミュアルド・フローレンス(Antoine Hercule Romuald Florence 1804年2月29日 – 1879年3月27日)はモナコ出身のブラジル人画家、発明家です。
偽造できない紙幣を印刷できる技術「ポリグラフィア」を発明しました。
グレース・ケリー、グレース公妃の切手まとめ
モナコ郵政が発行したグレース公妃モチーフの切手はいかがでしたか?
世界でもグレース公妃をモチーフにした切手は数多く発行されていますが、私はモナコに絞って集めています。
いつかはモナコの「切手とコインの博物館」に行ってみたいです!
そして、これからも憧れの存在、グレース・ケリー、グレース公妃の切手を集めていきたいと思います。
次回はモナコで発行された、グレース・ケリーが出演した映画11作品を、ポスターをモチーフにした切手でご紹介します。
グレース公妃の切手は、ポスティオ・マルシェでは「王室・皇室・ロイヤル」のグループにありますので、ぜひご覧ください。
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